いつもならポケモンメザスタの記事を書いている筆者。
ですが、メザスタだけが好きなわけではないんです。
ポケモンが好きなんです。
メザスタもするし、ゲームもするし、モンコレも集めるし、ポケモンGOも歩くし。
もちろんポケカも……したいとは思っていたんです。小さい頃から。
だけどなんとなく流れに乗り遅れ、周りにプレイしている人もおらず。
小学生の頃に集めるだけ集めて、気づけば全て処分していて。
だけど結局1年くらい前にコンビニでパックを見つけたことがきっかけでまた集め出して……
こんな
ポケモンカードを持っていたことはあるけど、対戦で遊んだことはない。
っていう筆者と同じような人って結構いると思っていて。
- 今更始めるのは、さすがに手遅れでは?
- 始めたいけど何をすればいいの?
という誰でも感じそうな悩みを、やっとこさ一歩踏み出した筆者が実体験を基に解説します。
- ポケモンカードゲームの概要
- ポケモンカードゲーム初心者が最低限知っておくといいこと
この記事を読めば、ポケモンカードを今から始めていろんな大会で優勝できるようになれます!
とは言えません。
実際は、重い重い一歩を出すために、ほんの少し背中を押せたらいいなくらいの内容です。
ポケモンカードの奥の深さに触れて知った感動を、誰かに言いたいだけの記事です。
ポケモンカードゲームとは…2人用対戦型トレーディングカードゲーム
ほとんどの人がわかっていると思いますが、念のため。
ポケモンカードゲームは自分と相手の2人で対戦することができるカードゲームです。
名前の通り、「ポケットモンスター」の世界を題材にしています。
- ゲームやアニメに実際に登場するポケモンやトレーナー、アイテムのカードで構成されている
- カードが封入されているパックを開封することで、草むらで色んなポケモンと出会える驚きをイメージしている
- カードを集めることで、ポケモン図鑑を完成させるようなイメージで楽しめる
カードとは言え、よく考えて作られてるんだなと感心しました。
筆者としては世界観や歴史を知った上で始められると、よりのめり込むことができるのでオススメです。
「トレーディングカードゲーム」という言葉にも一応触れます。
トレーディングカードゲーム(TCG)とは、各プレイヤーがコレクションしたカードの中から、自由に、あるいはルールに則して組み合わせたカードの束(「デッキ」と呼ぶ)を持ち寄り、2人以上で対戦を行うゲームである。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』トレーディングカードゲーム
最初に述べた通り、
「ポケットモンスター」の世界を題材にしたカードで、2人で対戦をおこなうゲーム
ということになりますね。
ポケカは今年で27年!シリーズは累計15種類登場している
ポケモンカードの1シリーズ目が発売されたのが、1996年10月20日。
初登場から実に27年。
その間発売されたシリーズは15種類。
シリーズなので、1シリーズの中で複数種類の拡張パックが発売されています。
ちなみに2023年8月現在は「ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット」シリーズ。(以降SVシリーズ)
今年から始まったSVシリーズだけでも、以下の7種類の拡張パックが発売されています。
- 拡張パック「バイオレットex」
- 拡張パック「スカーレットex」
- 強化拡張パック「トリプレットビート」
- 拡張パック「クレイバースト」
- 拡張パック「スノーハザード」
- 強化拡張パック「ポケモンカード151(イチゴーイチ)」
- 拡張パック「黒炎の支配者」
現在は2ヶ月に1度くらいのペースで新弾が発売されている感じですね。
年数からも根強い人気がわかります。
【初心者推奨】始める前に知っておくべき必要最低限の情報
カードに書かれている謎の情報。
初めて聞く専門用語。
見たこともない用具。
何かを始める時はどんなことも覚えることが多いですよね。
覚えることが多すぎるとそれだけで萎えちゃうこともしばしば。
そこで、始めたての筆者がこれだけ知っておけば、とりあえずポケモンカードを始められるという情報を厳選しました。
ややこしいルールなんかは、基礎が出来てからゆっくり覚えればいいのです。
【おおきく分けて4つ】カードの種類
ポケモンカードというくらいなので、まずはカードについて見ていきましょう。
カードには種類が大きく分けて4つあります。
ポケモン
- ポケモンカードバトルでメインで使用するカード
- ワザを使って相手を攻撃したり、反対に攻撃を受ける
- ポケモンごとにワザやHP、「特性」と呼ばれる効果が異なる
エネルギー
- 「基本エネルギー」と「特殊エネルギー」の2種類
- 「ほのお」、「みず」など全8属性存在
- ワザを使う場合に必要
- ベンチに「にげる」場合も必要
トレーナーズ
- 書かれている効果でバトルを助けてくれるカード
- 「グッズ」「ポケモンのどうぐ」「サポート」「スタジアム」の4種類
特別なカード
- 通常のポケモンよりHPや火力が高いポケモンカード
- 「ポケモンex」「ポケモンV」「ポケモンVMAX」「ポケモンVSTAR」などそれぞれルールを持っている
【情報盛りだくさん】カードに書かれている各項目
種類がわかったところで、次はカードに書かれている項目を見ていきます。
正直種類と項目の意味が分かれば、あとは実際に遊んで慣れていくだけだと思っています。
- 1. 進化マーク
-
進化の段階を表している。種類は「たね」、「1進化」、「2進化」の3つ。
- 2. 名前
-
ポケモンの名前。同じ名前のカードはデッキに4枚まで入れることが可能。
- 3. HP / 属性
-
HP ポケモンの体力。
HP分のダメージを受けると「きぜつ」する。タイプ ポケモンのタイプ。
弱点・抵抗力に影響がある。 - 4. イラスト
-
カードの顔。イラストレーター様が魂込めて描いてくれている。
- 5. モンスターの詳細情報
-
図鑑No.や身長、体重。バトルとは直接関係ないが、ポケモンのことを知ることができる。
- 6. ワザの詳細情報
-
ポケモンが持っているワザ。
相手を攻撃したり、さまざまな効果を使うことができる。
- 7. 弱点
-
書かれているタイプから受けるダメージが2倍に増える。
- 8. イラストレーター / レギュレーションマーク / エキスパンションマーク / コレクションナンバー / レアリティマーク
-
イラストレーター
(画像の「Illus.」)イラストを描いてくださったイラストレーター様のお名前情報。 レギュレーションマーク
(画像の「G」)レギュレーションを管理するマーク。
俗に言う「レギュ落ち」というものが存在。
レギュ落ちすると、スタンダードルールでは使用できないカードとなる。エキスパンションマーク
(画像の「SV2a」)どのシリーズの商品に収録されていたかを管理するマーク。 コレクションナンバー
(画像の「025/165」)パックごとの総枚数と何番目のカードか描かれている。
(何番目/総枚数)レアリティマーク
(画像の「C」)このカードのめずらしさを管理するマーク。
種類は以下の通り。
C(コモン)
U(アンコモン)
R(レア)
RR(ダブルレア)
AR(アートレア)
UR(ウルトラレア)
SR(スーパーレア)
SAR(スーパーアートレア) - 9. 抵抗力
-
書かれているタイプから受けるダメージが数値分少なくなる。
- 10. ポケモンデータ
-
ポケモンの特徴が書かれている。
こちらもバトルとは直接関係ないが、ポケモンのことを知ることができる。
- 11. にげる
-
バトル場からベンチにいどうすることを「にげる」と言う。
にげる際に必要なエネルギー枚数が描かれている。
バトル場のポケモンについているエネルギーカードを描かれている枚数分トラッシュすればにげることが可能。
カードを置くための「プレイグラウンド」は全部で7箇所
実際のバトルではプレイマットを使用します。
ポケモンカードではカードを置く場所が決まっており、全部で7箇所あります。
- 1. 山札
-
自身のデッキを裏にして置く場所。
- 2. トラッシュ
-
きぜつしたポケモンや使い終わったグッズなどを置く場所。
カードは表向きで置き、お互いのプレイヤーがいつでも確認できる。
- 3. バトル場
-
ポケモンがワザを使ってたたかう場所。
- 4. ベンチ
-
バトルポケモンと交代するポケモンを置く場所。
ベンチにいるポケモンを「ベンチポケモン」と呼ぶ。
- 5. スタジアム
-
トレーナーズカードのスタジアムを置く場所。
スタジアムにカードを置くことで、効果を使用することができる。
プレイグラウンド内に1箇所しかない。
- 6. サイド
-
相手のポケモンをきぜつさせると取れるカードを置く場所。
サイドのカードを先に全て取ったプレイヤーが勝利となる。
- 7. ロストゾーン
-
サイドの更に外側の場所。
ロストゾーンにカードを置く指示があった場合にのみ使用します。
一度ロストゾーンにカードを置くと、そのカードは対戦中使用できない。
【代用OK】カード以外でバトルに必要なものを忘れずに
カードとプレイグラウンド。
この2つが揃えば、いよいよ遊べそうですよね。
でもポケモンカードゲームにはバトルに必要なもの、あると便利なものがあります。
そんな「これがあるとよりポケモンカードをスムーズに楽しめるよ!」っていうものも紹介します。
プレイマット
- プレイグラウンドが描かれたマット
- 対面2人分の大きなサイズと半分のハーフプレイマットがある
- これさえあれば、カードをどこに置くか迷わない
- ただし、中にはイラストのみでプレイグラウンドが描かれていないものもある
デッキシールド
- カードに傷や汚れが付かないようにカードに被せる、いわゆるカードスリーブ
- デッキごとに統一されていなければいけない
- デッキシールドの材質によって、シャッフルのしやすさが全然違う
- カードをデッキシールドに入れると、なぜか素人感を脱出出来たような錯覚に陥る
ダメカン
- 「ダメージカウンター」を略してダメカン
- ポケモンが受けているダメージ計算のためにポケモンカードに乗せる
- スターターセットに同梱されている紙製、別売りのアクリル製、ダイス形など種類はさまざま
- 遊び終わった後、10ダメージが床に落ちていることがしばしば
マーカー
- ポケモンが受けている状態を示すためにポケモンカードに乗せるもの
- こちらもスターターセットに同梱されている紙製、別売りのアクリル製など種類はさまざま
- 「どく」と「やけど」用のマーカーはあるが、「ねむり」と「まひ」が無いのがもどかしい
コイン
- 「コインが表ならほにゃらら」と言った賭け要素のある効果の際に使用
- コイントスで成否を決定する
- 基本的にはキャラクターなどのホログラム加工されている面が表、黒一色の面が裏
- 裏が出たまま放置しておくと、次使用する時に結構な確率で見失う
とにかく始めてみればわかる。27年続いている「ポケカ」の魅力
超初心者の筆者が実際に遊び始める前に覚えたことは以下の2つ。
- カードの種類や書かれている内容
- 基本的な遊び方
この記事では1つ目のカードの種類や書かれている内容について解説しました。
次回は基本的な遊び方について最低限覚えるべきことを解説してます。
実際遊び始めてみると、随所にポケカの魅力を感じられます。
コレクション欲をくすぐるイラスト、試したくなる数々の戦略。
揃えたくなるサプライ、考えて作ったデッキへの愛着。
遊んでみればみるほど、沼にハマっていく感じ。
カードゲームに触れてこなかった30数年の筆者でも楽しめているから大丈夫。
27年という歴史あるポケカの世界にぜひ足を踏み込んでみてください。