先日、晴れて保育園を卒園した息子が急に言い出した一言。
「今日から1人でお風呂に入る」
ちょっと待ってくれ、息子よ。
父が想像していたよりだいぶ早くないか。
我が家では子どものお風呂は基本的には父の役目で、そのために仕事が終わるとダッシュで帰る日も度々あります。
なんだかんだ言って、父も1日の終わりに息子とお風呂に入って疲れを取るのを楽しみにしてたりします。
そんな父の楽しみをよそに、あまりに突然やってきた親離れ第一弾。
父は平静を装いながらも内心泣いています。
ただ、同時に思ったこともあります。
- 子どもっていつ頃から1人でお風呂に入るもんなの?
- 子ども1人の入浴で親が気を付けることってどんなこと?
- もうあの癒しの日々が訪れることはないの?
同じようなことを感じたことがあるお父さんは意外と少なくないのではと思い、今回調査してみることにしました。
気を付けなきゃいけないこととかあったら、先に知っておきたいですしね。
- 子どもが1人で入浴し出す平均的な時期
- 子どもが1人で入浴する際に注意すること
- もう一度我が子と一緒にお風呂に入る権利を得るためにすべきこと
この記事を読んで、親としてフォローすべき部分を理解して、我が子が安全にお風呂を楽しめる時間・空間を共に作りましょう。
加えて、たまには父とも今までのように一緒にお風呂に入ってもらえる確率をちまちま上げる手法を身につけておきましょう。
子どもが1人で入浴し出すタイミングは人それぞれ
こどもが1人で入浴し出すタイミングはいつなんだろう。
その疑問に色んな記事や知恵袋で調べてみました。
結論としては
人それぞれ! 以上。
なめてんのかってなりました?もちろんなめておりません。
調べる前から薄々は気付いていましたが、家族の数だけ子育ての方法は異なりますし、当然の結論ですね。
「ウチは上の子が大きいから下の子は4、5歳から兄弟で入り出しましたよー」とか、「小学生低学年の間は危ないから入れないほうがいいですよー」とか、賛否分かれる意見どちらにも共感できる内容がたくさんありました。
育ってきた環境が何とやらという言葉もありますので、家族構成、家庭環境、育児方針で千差万別といったところです。
1つ筆者が感じたこととしては、「子どもの1人入浴が遅いんじゃないかと心配している」意見が見られましたが、そこはあまり悩まなくて良さそうということです。
よその家は早くから1人入浴しているのに、我が家はまだ出来ていないけど心配という気持ちはわかりますが、個人差があって普通。
心配しなくても、最終的にはどっかのタイミングで1人入浴し出します。結果は一緒。
ですので、早い遅いについては1つの指標にするくらいで良くって、過度な心配は不要です。
子どもが1人で入浴し出すタイミングは年長~小学校2年生が多い
とはいえ、平均的なものはあるだろって思いますよね。
いくつかの記事を読んでいてアンケートを取ってくださっているサイトを見つけたので共有しておきます。
こちらのアンケートによると年長児~小学校2年生で全体の48.7%、約半分を占めている結果となっています。
他にも以下のような意見が書かれている記事や知恵袋がありました。
- 六歳なら、身の回りの事一通り出来る歳
- 年長や小学校低学年くらいから少しずつ一人で入りたいと言い出す
- 体洗いで6歳、シャンプーで小学校3年生くらい
正解はないけど、平均を取ってみると年長辺りから1人で入浴する気持ちが子どもにも湧き上がりやすいのかもしれませんね。
下準備からの段階的な1人入浴への移行がオススメ
我が家ではある日突然息子が「1人で1人でお風呂に入る」と言い出しました。
そして言い出すと聞かない性格のため、初日はとりあえず試しに1人でやらせてみました。
結果的には意外と親のやっていることを見ていたのか、頭を洗う以外のことはそれっぽくこなしていました。
ただ、後々考えるともう少し段階的にやらせてみたほうがいいかなと思って次のステップを実行しています。
- シャワーは始めは冷たいから気を付ける
- お股とお尻を先に洗ってからお風呂に浸かる
- お風呂は肩くらいまでしっかり入れる姿勢で座る
- お風呂から上がる時は、栓を抜く
- 背中もちゃんと洗えているか鏡で確認する
- 首元・肩の泡を流しやすいシャワーの持ち方を確認
- 全体に泡が残っていないか鏡で確認する
- 床の泡はきちんと流せているか確認する
- 使ったもの(おもちゃや洗面器)は片付ける
- 一緒に入った日は基本的に親が洗ってしっかりきれいにする
- 一緒に入った日は洗う以外の部分は少しずつ子どもにさせてみる
- 1人で入った日は様子を常に気にしておく(静かになったら声かけ)
- 1人で入った日でも頭を洗う時には合流してついでに全体チェック
- お風呂に浸かっている時に、1人で入っている時の様子を聞く
- 様子を見つつ、自分で洗わせてみて出来ているかチェック
現在はステップ2を実践している最中なので、ステップ3については体験談を後日追記したいと思っています。
ステップ1の確認事項もまだ抜ける部分があるので、道のりは長そうです。
油断は禁物。1人入浴時はここに気をつけろ3選
日々、1人入浴の練習中の我が家ですが、お風呂は危険もいっぱい。
慣れてくると、大丈夫だろうという慢心が勝りそうになるのも事実。
ですが、何かあってからでは遅いので大きく次の3つのリスクに対しては対策設定済みです。
- 溺れるリスク
-
急に静かになったりした時は、声をかけつつダッシュでお風呂場へ向かいます
- 転ぶリスク
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大きな音がなってからでは遅いので、ふざけないように事前にしつこく伝えています
(個人的には転んで多少痛い思いを身をもって体験するというのもアリ派ですが……)
- 洗えてないリスク
-
痒みやしらみにつながるので、頭を洗う時やお風呂から上がった時に要チェックしています。
1人入浴をさせる上で、安全面には万全を期すことは親の務めです。
限りあるチャンスをものにする。一緒に入るために大事なことはかけひき!
ここまで子どもに1人入浴させるための準備や注意点を書いてきましたが、父の本心としてはやはり
まだまだ一緒にお風呂に入りたい!
ということで最近我が家では一緒にお風呂に入るためのかけひきをしてみたりしています。
筆者と同じように子どもと一緒にお風呂に入りたいけど、なかなか入らせてもらえない勢の方はぜひ参考にしてください。
- 「今日は父とお風呂に入る日」マインドを植え付け作戦
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朝起きたところから勝負は始まっている。
「今日はお風呂に一緒に入ろう」と朝から言い続け、何度も確認と承認を得る作戦。
言い過ぎると、しつこい!と怒られる危険性を含んでいる。
- バブルボール誘導作戦
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3つの作戦の中で、唯一費用のかかる作戦。
ドラッグストアなどに売っているキャラクターもののバブルボールを買って、一緒に入るよう誘導する作戦。
1つ買うのに500円ほどかかる高級品のため、ここぞという時に活用すべき。
代償として金欠に襲われるため、乱用は危険。
- 急がないとYouTube見れないよ作戦
-
YouTubeを許可している家庭では有効的な作戦。
「1人でお風呂に入ると時間かかってYouTube見る時間なくなるよ」という殺し文句を武器に交渉できる。
一方で視力の低下やYouTubeへの敷居が下がるリスクを含んでいるため、こちらも乱用は危険。
他にも細々と作戦を考え、日々かけひきをしていますが、教育方針的には良くない面もあるので参考程度に。
お風呂は親子のコミニュケーションの場
お風呂に一緒に入りたい理由で一番大きいのは息子とのコミュニケーションの場をゆっくり作れるという部分。
お風呂以外でも一緒に遊んだり、お話したりする時間はありますが、お風呂という空間はやはり少し違いますね。
走り回ったり出来ないので、湯船に浸かってお互い目をみてじっくり会話ができます。
夜に入ることが多いので、1日の出来事を一緒に振り返ってみたり。
テレビなどの雑音がないから、お互いの会話に集中できたり。
息子が大きくなって、どんどん面と向かって話すことが減っていくことを考えると、本当に貴重な時間です。
きっと父が1人で入る日々がやってくるとお風呂が広く感じるんだろうな……
だからこそ筆者はあの手この手で一緒に入る機会を作ってやろうと思っているわけです。
家庭ごとで方針はあると思いますが、一緒に入れる時間は意外と長くないということは理解しておきましょう。
6歳は決して早くなかった。1つ1つの機会を大切にしてほしい
今回は子どもの1人入浴について色々と調べてみて、筆者が一番感じたことは
6歳の1人入浴って全然早いタイミングじゃなかった!
ということです。
何だかんだで父と一緒に入る日々に戻るだろうなと心のどこかで思っていましたが、実はそうでもなく。
もしかしたらこのまま1人入浴が当たり前になってしまうかもしれないんだなと思わされました。
とても寂しい気持ちになりつつも、いやむしろ今で良かった。
今気づけたことで、これから一緒に入れる日をもっと大切にできるはず。
世の息子と一緒にお風呂に入ることが楽しみなお父さんたち。
その時間は限られていて、とても幸せな時間です。
よく噛み締めて愛する我が子とのお風呂ライフを楽しみましょう。