- そもそもナワバリバトルってなに?ルールを知りたい
- FPSやTPS系のゲームって苦手だけど、今から始めても楽しめる?
- 初心者が参入して迷惑にならないか心配・・
今では任天堂が代表するゲームの一角となった「スプラトゥーン」。テレビCMや量販店で流れていることを目にすることもあると思います。
基本的には銃などのブキで撃ち合いをおこなうゲームとなるのですが、この手のゲームは古参勢が非常に多かったり、エイムがお化けの猛者が多い印象で初心者が参入するには敷居が高く感じられます。
いざ初心者が参入しても、チームの足を引っ張ってしまい、チームの仲間に迷惑だと思われてしまうかもしれません。筆者自身もスプラトゥーンをプレイするまではイメージだけで敬遠していたカテゴリのゲームでした。
ですが、天下の任天堂はそんな初心者・ライト勢のフォローもしっかりしています。スプラトゥーンの一番メジャーな対戦モードに「ナワバリバトル」というものがあり、初心者でも全く問題なくゲームを楽しめるルールが設定されています。
この記事では初心者からベテランまでが一緒に楽しめる「ナワバリバトル」の魅力について解説します。
- ナワバリバトルの概要
- 初心者でも楽しめるよう設計されたルール
- 初心者ならではの悩みの解消
スプラトゥーンには興味があるけれど、気軽に参入して楽しめるか不安と思っている人はぜひ読んでみてください。その不安は気にするほどのものでは無かったと思えるようになるはずです。
ナワバリバトルとはインクでより多く面積を塗ったチームが勝利するモード
ナワバリバトルとは4対4のチームに分かれて、オンライン対戦を楽しむモードで、インクでより多くの面積を塗ったチームが勝利します。
- 4人1組のチームに分かれて、2チームで対戦をおこなう
- 試合時間は3分間
- バトルのマップは2時間ごとにスケジュールで決まっていて、2箇所からランダムで決定する
- スタート地点は「スポナー」と呼ばれる空中に浮かぶ装置から
- 倒されても一定時間経過後に何度でも「スポナー」から復活できる
- 画面上部の表示でどちらのチームが優勢か判断出来る
- 試合終了1分前になるとBGMが変わる
- 試合終了時にインクで地面の面積を多く塗ったチームの勝利
- 倒された回数・倒した回数は勝敗に関係ない
- 延長戦はなく、3分ピッタリで試合終了となる
- 勝敗や活躍に応じて報酬としてケイケン値・おカネ・カタログポイントがゲット出来る
このように細かくルールが設定されていますが、勝敗が「試合終了時の地面の塗り面積」で決まるという部分が今までの撃ち合いのゲームにはない、まさにナワバリバトル特有のルールです。
【ナワバリバトルの魅力】1人も倒さなくても勝利に貢献できるルール設計
ナワバリバトルが今までのFPS・TPS系のゲームとは異なり、試合終了時の地面の塗り面積によって勝敗が決まるというルールは今までのものと違い、斬新で且つそこに魅力が詰まっています。キルデスが勝敗に影響しないため、初心者でも役割を持って楽しむことが可能です。
また、ゲーム内でもその魅力が活きるような工夫が随所に施されており、ゲーム制作側の意図を感じることが出来ます。そんなナワバリバトルの魅力を少し深ぼって解説していきたいと思います。
1人も倒さなくても勝利に貢献できる斬新なルール
試合終了時にインクで地面の面積を多く塗ったチームが勝利出来るルールというのは、言葉を変えれば「敵をたくさん倒さなくても勝てる」ということです。
もちろん実力差がありすぎる場合だと、塗り面積を広げようにも自陣近くで倒されてしまうことが増えるため、勝率は下がります。
しかし、4対4のチーム戦で自分だけが初心者でも、残りの3人が強ければ無理に敵を倒さなくても、その分塗りでチームに貢献することで勝利できる可能性が上がります。
諦めなければ最後の最後に大逆転することも可能
3分間という短い時間の中でのバトルとなるため、戦況は刻一刻と変化しています。撃ち合いに自身のあるプレイヤーでも倒されずに常に生き残り、前線を維持し続けるということは難しいです。
そのため、倒されたタイミングが味方同士で重なってしまうと、数秒前までは優位に進めていた試合も一気にひっくり返ってピンチとなってしまうこともしばしばあります。
実際、筆者もたくさんキルを取っていても残りの20秒で自軍が一気にやられてしまい、一気に塗り替えされて負けてしまったという経験が何度もあります。
リザルト画面の表示も「塗り」を意識した設計
3分間を終え、勝敗の結果が表示された後、どのプレイヤーが何回倒した、倒されたという情報や、どれだけ塗ったかがポイントとして確認できる「リザルト画面」が表示されます。
味方4人の結果が表示されるのですが、ナワバリバトルについては、塗りポイントが高いプレイヤーから上位に表示される仕様になっています。
例え0キルでも塗りポイントがチーム内で一番多ければ1位として表示されるため、リザルト画面の設計上も「どれだけ塗ったかが重要」ということを視覚的に確認できる設計になっています。
筆者自身も初代スプラトゥーンを始めたてで、キルを全然取れない頃でも、4人の中で一番上に自分が表示されていると嬉しかったことを今でも覚えています。
ナワバリバトルは「塗り」を意識できるルール・設計を徹底的に考えられた仕様に考えられていることをお分かりいただけたかと思います。
筆者自身も、初心者の頃に「自分が一番塗って試合に勝てた」という達成感を得られたことを今でも覚えています!
【考えすぎ注意】温かく歓迎してくれる古参勢もたくさんいる
ナワバリバトルが初心者でも「塗り」という役割を持って、勝利に貢献出来る作りになっていますが、それでも初心者の気持ちとして「今からスプラトゥーンを始めて他の人に迷惑がかからないかな・・」という不安は初めたての頃は付きまといます。
実際に、Yahoo!知恵袋などでも不安の声が質問として上がっているのをいくつか見かけました。
確かに初心者とマッチングすると自分への負担が多くなるということで嫌う人も一定数いますし、敵に倒された際に煽られたりすることもあります。
ですが、元々は全員初心者からのスタート。且つゲームで楽しく遊んでいるだけです。失敗して大きな損害が生じるわけでもなく、会社が潰れるわけでもありません。大多数の人は初心者とのマッチングに対して特に気にせず、プレイしているのが実情です。
なんなら既存プレイヤーもバンカラマッチの合間の気晴らしや普段使っていないブキの試し撃ちに潜っていたりします。
ですので、心配しすぎず気楽にナワバリバトルに参加してどんどん経験値を積んでいきましょう。そしていずれ自分が古参勢になった時には、初心者を暖かく迎え入れてあげましょう。
【全ブキ使用経験有】筆者のナワバリバトルにおすすめのブキ3選
スプラトゥーンのブキは色々な種類のものがあり、スプラトゥーン3でも新ブキが追加され、今後もアップデートで追加が予定されています。
そんなブキの中には攻撃力重視のものと塗り重視(インク効率が良い・スペシャルが塗れる等)のものがあります。その中でも今回は筆者がスプラトゥーン3で実際に使用してみてナワバリバトルに向いていると思った塗りに特化したブキ3選を解説します。
ちなみに今回の3選は「初心者向け」ということも加味して入手しやすさや扱いやすさも考慮してありますので、古参勢の意見とは異なる部分もあるかと思いますが、あしからず。
わかばシューター
初心者といえばまずはこのブキです。初めから所持しているため、カンブリアームズでの購入も必要ありません。「わかば」という名前が付くくらいなので、初心者向き且つ塗りが得意なシューターブキとなります。
射程はあまり長くなく、攻撃力も高くないためキル性能はあまりありません。その分インク効率は良く、サブにはスプラッシュボム付いているため、ボムでの塗りと牽制が可能です。また、スペシャルにはグレートバリアがあるため、危ない場面ではバリアを展開して敵の攻撃から身を守ることが出来ます。
初期の段階でコスト無しで持てるブキとしては破格ですし、上位ランク帯でもわかばシューターを使用しているプレイヤーは多いです。特に使いづらい部分もなく、平均的もしくはそれ以上のブキ性能になっています。
LACT-450
スプラトゥーン3から追加された新ブキで、小型・軽量タイプのストリンガーです。弓の形をしたブキで即時インクを発射する方法とチャージして威力を増しつつ発射する方法があります。チャージの速さ・連射力には優れていますが、射程はそれ程長くないブキとなります。
LACT-450も攻撃力はそれほど高くはありませんが、インク効率は非常に良く、何よりスペシャルのマルチミサイルと非常に相性が良いです。マルチミサイルは敵をロックオンしてミサイルを発射するスペシャルで、現環境ではスペシャルの中で1、2を争う強スペシャルとして上位ランク帯でも使用されています。
そんな塗りの強いメインブキ・スペシャルの組み合わせはナワバリバトルで安定的に塗りポイントを稼げるブキとなっています。
ただ、わかばと違い多少欠点もあり、インクを発射する際は都度、ZRボタンを押す必要があり、3分間使うと意外に指が疲れてきます。また、せっかくサブにカーリングボムが付いていますが、ナワバリバトルに関してはあまり使用するタイミングがありません。
プロモデラーMG
初代スプラトゥーンから塗りブキとして長く愛用されているブキです。こちらもインク効率が良く塗りに特化したシューターブキとなります。射程・攻撃力共にわかばシューターと同じように高くないため、キル性能より塗り性能を活かせる立ち回りとなります。
サブにはタンサンボムが付いており、スプラッシュボムと同様に縦の塗りと相手への牽制に使用することが出来ます。縦の塗りに強い理由としては、タンサンボムは振ってから投げると最大で3度縦方向に爆発が発生するためです。
ただ、スペシャルがサメライドで発動後の一定時間の硬直が仇となり、あまり強いスペシャルとは言えず、塗り自体も範囲はサメの周りのみとなるためその点は微妙です。
筆者が使用してみた感じではサメライドはそれ程使用することなく、メイン・サブで塗りを広げていく形が生存率も高くオススメです。
心配せずにナワバリバトルを楽しんでみよう!
今回はスプラトゥーンの代表的とも言える対戦モードの「ナワバリバトル」について解説しました。勝敗を敵を倒す、倒されるという部分ではなく、塗り面積の広さにしたことで、初心者でも参入しやすいルール設計になっていることがお分かりいただけたと思います。
確かに一定数、「初心者お断り」的な空気を持っているプレイヤーも中にはいるかもしれません。ですが、反対に初心者歓迎だったり、古参・初心者を特に気にしていなかったりするプレイヤーも多く、むしろそちらの方が大多数です。
それでも最初は一緒のチームになる仲間の目が気になるようであれば、「ヒーローモード」という1人でストーリーを進めるモードもありますので、そちらで基本を身につけてから遊ぶのも選択肢の1つです。
ただ、筆者としてはスプラトゥーンはやはり、オンラインで他のプレイヤーと実際にバトルするという部分に魅力を感じたので、臆せずナワバリバトルに参加してみてもらえれば嬉しいです。