『スプラトゥーン3』ってどんなゲーム?初心者向けに徹底解説!

  • スプラトゥーンって聞いたことあるけどどんなゲーム?
  • すごい人気だけど、何がそんなに魅力なの?
  • 全くの初心者でも楽しめるゲームか知りたい!

今となっては任天堂の代表作となったゲーム「スプラトゥーン」。

2022年9月にシリーズ3作目となる「スプラトゥーン3」が発売され、スプラトゥーンブーム再来!といった雰囲気です。

ただ、なかにはこれから始めようと思っている人や、名前くらいは聞いたことあって気になっているくらいの人も多いと思います。

Nintendo Switch本体とソフトを購入すれば4万円弱という決して安くはない買い物となります。

だからこそ何も知らないまま購入して、あまり自分には合わなかったということになった時のダメージは小さくありません。

そこでスプラトゥーンシリーズを初代から全てプレイしている筆者がスプラトゥーンの基本情報を初心者向けに分かりやすく解説します。

この記事でわかること
  • スプラトゥーンとはどんなゲームか
  • たくさんの人がスプラトゥーンにハマっている理由
  • 初心者でも楽しめる要素

このゲームの魅力を知って、筆者や他のプレイヤーたちと一緒にスプラトゥーンの世界に潜り込んでみましょう!

目次

スプラトゥーン|塗って塗られてインクバトル!!

まず「スプラトゥーン」という言葉の意味を説明します。

スプラトゥーンとはsplat + platoon を組み合わせて構成された造語で、splatは濡れたものが表面にたたきつけられた時に出るピシャッという音のことを指し、platoonは小隊という意味を持っています。

タイトルの通りキャラクターが色々なブキと呼ばれる道具を使って地面や壁にインクを塗っていくゲームです。

主人公はインクリングと呼ばれる「イカ」で、インクに潜る際はイカの形、ブキを使って色を塗る時はヒトの形になる何とも愛くるしいキャラです。

スプラトゥーン3からはオクトリングと呼ばれる「タコ」もキャラクターとして加わり、好きな方を選択してゲームをおこなうことができます。

ちなみにイカ(タコ)なのに水の中は泳げません。自分が塗った色のインクの中だけを泳ぐことが可能という何とも不思議な生き物です。

イカ・タコたちの熱いバトルの舞台「バンカラ街」

スプラトゥーン3の舞台となる混沌の地方都市「バンカラ街」。発展がめざましく、若者に話題の街です。

バンカラ街はイカ・タコたちが古くから暮らしているバンカラ地方にあります。

この街ではどれだけイカしているかがステータスで、トレンドに敏感な若者たちがバトルやショッピングにたくさん集まっています。バンカラ街はさまざまなゲームモードの入り口の役割を担っている場所と言えます。

ちなみに「混沌」というのはスプラトゥーン2のファイルなるフェスである「混沌」VS「秩序」からきており、当時「混沌」チームが勝利したことで、バンカラ街のコンセプトに反映されているようです。

エンジョイ?ガチ?実力に合わせたいろんなバトル

スプラトゥーンはオンラインでいろんな人と対戦したり、協力するモードとオフラインで1人で楽しむモードがあります。

ただ、ほとんどがオンラインで遊ぶモードとなるため、スプラトゥーンを100%楽しむためにはオンラインが必須と考えるべきです。

それぞれのゲームモードの特徴を解説していきます。

ナワバリバトル

4対4のチームに分かれてオンライン対戦を楽しむモードです。試合時間は3分で、ルールとしてはお互いインクで塗り合い、塗った面積が大きいチームが勝ちというものです。

相手のインクを浴びるとやられてしまいますが、スタート地点から何度でもリスポーンできます。

ひたすら塗りまくることで勝利に貢献出来るルールになっているので、TPSやFPSのような撃ち合いが苦手な人でも最後まで楽しめます。

個人的な意見ですが、ナワバリバトルというルールがあったから、スプラトゥーンはここまで人気のゲームになったと思っています。私のようなTPS初心者でもやり方次第で勝てる喜びを味わえるというのは新鮮だったし、そこの魅力にまんまとハマった印象です。

バンカラマッチ

こちらも4対4のチームに分かれてオンライン対戦を楽しむモードです。試合時間は5分で、「ウデマエ」をかけて、4つのルールでぶつかり合います。

ナワバリバトルに比べ、よりはげしい対戦モードで、猛者たちはバンカラマッチでしのぎを削ります。バンカラマッチのルールはスケジュールで決まっていて、入れ替わり開催されています。

初代スプラトゥーン・スプラトゥーン2までは「ガチマッチ」という名称でしたが、スプラトゥーン3から名称が変わっています。

バンカラマッチのルール

ルールは以下の4つがあります。

ガチエリア

ステージ内の1箇所または2箇所に指定されている「ガチエリア」を自軍の色に塗って、一定時間確保したチームが勝つルールです。

相手以上にガチエアリアを塗り続け、なおかつ相手も倒しながら確保した陣地を守り抜く必要があります。

ガチヤグラ

ステージ内に設置された「ガチヤグラ」に乗って、相手陣地のゴールまで運んだチームが勝つルールです。

ガチヤグラが進む経路は決まっており、その動線の中で攻防が繰り広げられます。

ガチホコ

ステージ内に設置された「ガチホコ」を持って、相手陣地のゴールまで運んだチームが勝つルールです。

ガチヤグラは進む経路が決まっているのに対して、ガチホコはプレイヤーが経路を自分で選んで運びます。

ガチアサリ

ステージ内に散らばっているアサリを集めて、相手陣地のアサリバリアにぶつけて壊し、アサリを相手のゴールにたくさん投げ入れた方が勝つルールです。運動会の玉入れをイメージすると分かりやすいです。

バンカラマッチの部門

初代スプラトゥーン・スプラトゥーン2のガチマッチには無かった要素で、スプラトゥーン3から部門が2つ追加されました。

常に開催されているため、自分の希望の部門でバンカラマッチを楽しむことができます。

部門は以下の2つがあります。

オープン

1試合ごとの勝敗の結果でウデマエポイントが増減する従来のガチマッチに近いシンプルなスタイルです。

1人で参加するもよし、2~4人のグループを組んで参加することもできます。

チャレンジ

「5勝」するか「3敗」するまでバトルを繰り返し、終了後に結果に応じてウデマエポイントがまとめて精算されます。

チャレンジは複数人でグループを組むことは出来ず、1人で参加して巡り合ったメンバーと即席チームを作って勝利を目指します。

オープンとは逆にウデマエポイントの増減が大きいため、負けが続くとポイントが一気に減りますが、連勝すれば一気に上位のウデマエを狙うことができます。

バトル前の準備

実際にナワバリバトルやバンカラマッチをする前に、ブキの試し打ちやステージの下見をおこなうことができます。

試写場

実際のバトルをおこなう前に選択したブキの試し打ちをおこなうことができます。

以前はブキ屋でのみ試し打ちができましたが、スプラトゥーン3からはブキ屋に加えてロビーやサーモンランの待機場で試し打ちが可能になりました。

さんぽ

バンカラ街の至る所で見かける「店員さん」。広場にもいるのでそこで話しかけると、バトルのルールとステージを選択してさんぽすることができます。

ルールによって少しずつオブジェクトの位置などが変わっているので、バトルの際に慌てなくていいように、事前にさんぽで下見をしておきましょう。

また、さんぽは一人でおこなえるため、普段は激しい攻防でゆっくり見られないステージをのんびり歩いてまわる楽しみ方もできます。

スプラトゥーンの基本はヒーローモードで習得

初代スプラトゥーンからある一人で遊べるモードです。イカのキャラクター「3号」を操作して、色々なステージをクリアし、ストーリーを進めていきます。

ヒーローモードはスプラトゥーンに必要な操作を一通り習得することができるので、初心者はまずヒーローモードを進めていくというのもオススメです。

また、ストーリーを最後までクリアすると、ヒーローモードでしかゲットできないブキやギアも手に入り、ナワバリバトルやバンカラマッチで使用することができるようになります。

サーモンランでコツコツとバイト報酬ゲット

ナワバリバトルは4対4のバトル形式、ヒーローモードは1人で遊べるストーリーモードであることに対して、サーモンランは4人で協力して、バイトができるというモードになります。

薄暗く不気味な印象のクマサン商会

クマサン商会があっせんしているバイトで、内容はとてもシンプル。仲間と協力して指定された数の金イクラを集めるだけというもの。

現場では「シャケ」が大量に発生するので、それらを倒しながらイクラを回収していきます。シャケにも色々な種類がいて、金イクラを落とすシャケは「オオモノシャケ」という種類です。

金イクラを集めまくると、それに見合った報酬を受け取ることができます。

ゲームを盛り上げてくれる素敵なキャラクターたち

スプラトゥーンは主人公のイカ・タコ以外にもたくさんの魅力的なキャラクターが存在しています。個性的なキャラクターがゲーム全体を盛り上げてくれています。

主に海の生物たちをモチーフにしているものが多く、その中でも主要なキャラクターを紹介していきます。

イカ

スプラトゥーンの代名詞と言えるキャラクター。今作の主人公です。正式名称は「インクリング」で2つの姿を持つ不思議な生き物です。

「ヒト」の姿でインクを自在に塗りまくり、「イカ」の姿でインクを自由に移動します。性別は男の子の「ボーイ」と女の子の「ガール」がいます。

タコ

スプラトゥーン2から登場したキャラクターで、当時は敵役として登場していました。

スプラトゥーン2では追加コンテンツ「オクト・エキスパンション」をクリアするとタコの姿でも遊べるようになる仕様でしたが、スプラトゥーン3からは初期のキャラクター選択でイカとタコ、好きな方を選べる仕様となっています。

正式名称は「オクトリング」で、イカと同様に2つの姿を持つ不思議な生き物です。タコも性別は男の子の「ボーイ」と女の子の「ガール」に分かれています。

コジャケ

スプラトゥーン2から登場したキャラクターで、当時はサーモンランというモードの敵役として登場していました。スプラトゥーン3では初期の時点で主人公と行動を共にしています。

ヒーローモードではサブウェポンの代わりにコジャケを投げることで敵を倒したり、場面を打開できることがあります。

すりみ連合

ウツホ、フウカ、マンタローの3人組で、ニュース番組・バンカラジオのパーソナリティをつとめる人気者です。初代スプラトゥーンで言うところのシオカラーズ、スプラトゥーン2で言うところのテンタクルズの立ち位置です。

ジャッジくん & コジャッジくん

ジャッジくんはバトルの結果を発表してくれたり、ロビーで豆知識を教えてくれるネコです。コジャッジくんはスプラトゥーン2から登場したネコでジャッジくんと一緒にバトルの結果を発表してくれます。

スパイキー

ギアパワーの付け替えやクリーニング、注文したギアの受け取りをしてくれます。スプラトゥーン2から登場しているキャラクターですが、背が高くなって随分見た目が変わりました。

ちなみに初代スプラトゥーンでは「ダウニー」がスパイキーの役割をおこなっていましたが、スプラトゥーン3には今の所登場していないようです。

ブキチ

ブキの店員さんと言えばこの人、話が長くて有名なカンブリアームズの店主ブキチです。話は長いですが、ブキの知識で右に出るものはいません。

初代スプラトゥーンから登場しているキャラクターで、今作でもブキの説明を熱く語ってくれます。

オームラ & タニシ店長

アタマ屋「golden ratio(ゴールデンレシオ)」の店員オームラ & タニシ店長。スプラトゥーン3からの登場で、内気でイカした店員とイケイケ敏腕店長です。

ギア購入後のタニシ店長の一言にも注目です。

ハナガサ

フク屋「ワンス・ア・ボン」の店主ハナガサ。ファッションにはこだわりをもっており、ダサいお客はお断りだそうです。

ちなみに歴代のフク屋は全てクラゲのキャラクターが勤めています。

ヤシガニさん

クツ屋「ココナッツクラブ」の店員ヤシガニさん。見た目は怖くてコワモテだけど、実際は優しい・・・はず。

噂によるとお金がないのに買い物をしようとした時に、話しかけてくる地声が低すぎて怖いようです。

パル子

スプラトゥーン3から新たに追加されたショップのザッカ屋「竜宮城」で店長代理を務めるパル子。パル子自身は元々店員ではなく、竜宮城の常連客だったらしいのですが、ちょくちょく店長がいなくなるため店番をしているそうです。

ちなみにパル子はスプラトゥーン・スプラトゥーン2のBGMでお馴染み、「ABXY」という大人気バンドのボーカルです。

ロブ

初代スプラトゥーンではクツのギアを売っていたエビ店長でした。スプラトゥーン2では屋台でフードとドリンクを売っていました。スプラトゥーン3では屋台は別の店員さんが売り子をしており、ロブはスマホアプリの「イカリング3」でロブイチというコンテンツで登場します。

クツ屋→屋台→旅人と職を転々としているようですね。

シオカラーズ

初代スプラトゥーンの冒頭のニュースを担当していた2人組アイドルユニットです。スプラトゥーン2に引き続き、スプラトゥーン3でも1人プレイモードのヒーローモードに登場しています。

テンタクルズ

スプラトゥーン2の冒頭ニュースを担当していた現在ワールドツアー中のユニットです。スプラトゥーン3ではバトル中の楽曲でゲームを盛り上げています。

アタリメ

大ナワバリバトル時代のにタコとの戦いの最前線にいた英雄で、シオカラーズのおじいちゃんです。初代スプラトゥーン・スプラトゥーン2ではNew!カラストンビ部隊の司令官でしたが、スプラトゥーン3では後任にその役目を譲っています。

多彩な種類でバトルを盛り上げるブキ

イカ・タコたちがインクを塗るために使用する道具で、メインウェポン・サブウェポン・スペシャルウェポンの3種類に分かれます。

メインウェポン

バトルで主に使われるウェポンです。シューターと呼ばれる水鉄砲のような形のものやローラーの形をしたもの、フデの形をしたものなど好みに合わせて使い分けることができます。ブキの性能によって火力や射程が異なります。

サブウェポン

選んだメインウェポンの抱き合わせでついているサブウェポン。バクダンやシールド、塗りを補助してくれるスプリンクラーなどがあります。射程の短いメインウェポンはうまくサブウェポンのバクダンを有効活用して弱点を補う使い方ができます。

スペシャルウェポン

こちらも選んだメインウェポンの抱き合わせでついており、バズーカのようなもの、カニやサメの乗り物にのって攻撃できるものなどがあります。味方とタイミングを合わせることで、劣勢な状況を一気に打開することも可能なウェポンです。

スペシャルウェポンはいつでも使えるわけではなく、インクをたくさん塗ってスペシャルゲージを貯めることで発動できます。

オシャレは必須!ギアで自分好みにコーディネート

イカ・タコたちが身につけている服装です。彼らはとてもオシャレで個性溢れた服装でバトルに挑んでいます。定番のものから遊びゴコロのあるものなど、好みに合わせてコーディネートすることが可能です。

また、ギアにはアタマ・フク・クツの3種類があり、それぞれにギアパワーと呼ばれるブキや動きの性能を向上させてくれ、バトルの助けをしてくれる能力がついています。

アタマ

イカ・タコたちが頭に身につけるものです。帽子やヘルメット、メガネなどは全てアタマのギアとなります。

フク

イカ・タコたちが体に身につけるものです。Tシャツやパーカー、変わったものだと鎧やロボットスーツなどがあり、それらは全てフクのギアとなります。

クツ

イカ・タコたちが足に身につけるものです。スニーカー、サンダル、長靴などがあり、全てクツのギアとなります。

アイデアで他の人に差をつけられるザッカ

スプラトゥーン3から新しく追加となった仕様の1つで、ザッカ屋で購入したものはマイロッカーに飾り付けることができます。常に全ての商品が購入できるわけではなく、時間によって売られているラインナップが変更となります。

置物やステッカーを購入してロッカーを自分好みにカスタマイズでき、自分のロッカーを他のプレイヤーに見てもらえたり、反対に他の人のロッカーを見ることができます。

スプラトゥーンはTPS、FPSの入り口として最適

ここまでスプラトゥーンの詳細、バトルのルールや魅力的なキャラクターを解説してきました。これだけでも楽しめそうな要素は多く盛り込まれていると思いますが、これからスプラトゥーンを始めようか迷っている人たちに筆者が一番伝えたいのは、

TPS、FPS系に興味はあるけど、苦手という人にとってスプラトゥーンは最適

ということです。筆者自身もスプラトゥーンを始めるまでは撃ち合いのゲームは興味あるけど、なんとなく敷居が高くて参戦できていませんでした。

ですが、スプラトゥーンはそんな敷居を感じさせないカジュアルさがあります。しかも必ずしも相手を倒さないと勝てないということはなく、撃ち合いが苦手なら塗り合いで勝てばいいゲームです。

初心者からすると、APEXやフォートナイトのようなゲームはビジュアル的にも少し敷居が高く感じられてしまいますが、スプラトゥーンは子どもから大人まで気軽に始められるゲーム性になっていますので、今迷っている人はぜひプレイしてみることをオススメします。

それではイカよろしく。

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