- なかなかS帯からS+に上がれない・・
- キルは取れているのに、試合には勝てない
- 色々試行錯誤しているけど、連敗から抜け出せない
相手との対面やバトル自体に勝てないと、ゲームの面白みが薄れてしまったり、勝てないことによるストレス・イライラが募ってしまいます。
筆者自身も初代スプラトゥーン・スプラトゥーン2では一度もS+に上がることができず、自分のゲームセンスの無さに絶望していましたが、今作では何とかウデマエS+に上がることができ、最高でS+6までウデマエを上げることができています。
「S+6ってたいしたことないじゃん」って思う方もたくさんいると思いますが、ゲーム音痴な人間にとっては快挙です。
そこでこの記事では前作までの反省を踏まえて、今作でS+に上がるために筆者が実際に試した次の10選について解説していきます。
- ブキ構成の確認
- 味方の生存・位置確認
- デスしない立ち回り
- ルール関与
- エイム練習
- 配信者の動画視聴
- スケジュール調整
- ナワバリバトル・サーモンランで気分転換
- コントローラーの変更
- イヤホン・ヘッドホン導入
この記事を読めば、S+に上がれずにS帯で足踏みしてしまっている人が、S+に上がれる可能性を高めることができます。
S帯からなかなかウデマエを上げることができず、自分でも何が原因かわからないという人は、ぜひこの記事で今自分に足りていないものがないか探してみてください。
ゲームに関しては凡人以下と自負している筆者でもできることを解説していますので、実践の難易度は低いです。
ウデマエとはプレイヤーの実力を表す指標
10選について解説する前にウデマエについて少しだけ触れておきます。
ウデマエとはスプラトゥーンでの各プレイヤーの実力を表す指標のことで、バンカラマッチで勝利してウデマエポイントを得ることでウデマエを上げていくことができます。
C帯→B帯→A帯→S帯→S+帯とそれぞれの帯域の区切りで昇格戦があり、そこで勝利すると上の帯域へ上がることができます。
ゲーム音痴な人間がS+に上がるためにやったこと10選を解説
ウデマエについてわかったところで、筆者がS+に上がるためにやったことを1つずつ解説していきます。
カテゴリとして大きく次の3つに括られます。
項目 | カテゴリ |
---|---|
1、2、3、4 | 実際のバトル中にやったこと |
5、6、7、8 | バトル以外の場面でやったこと |
9、10 | ゲーム環境まわりでやったこと |
いずれも難しいことはおこなっておらず、比較的誰でもすぐに実践することが可能な内容です。
1. 【バトル中】味方と相手のブキ構成を確認して立ち回りを決める
バトルのマッチングが完了してステージへ移行した際に、まず初めに味方と相手のブキ構成を確認するように意識しています。
イカスポーンから出てきた際に目視で確認することも可能ですが、実際のバトルが始まってからいつでも画面上部で味方と相手のブキ構成を確認することができます。
初代のスプラトゥーンでは、現在のように画面上部に表示されることがなく、バトル開始時にリスポーン地点から出てきた瞬間か、バトル中実際に対面してブキを確認していました。
その癖もあり、筆者自身もスプラトゥーン3を始めた当初はバトル中に味方と相手がどんなブキを持っているか徐々に把握していくということがほとんどでした。
ただ、スタート時点でお互いのブキ構成を把握できていないままバトルを進めると、以下のようなデメリットがあります。
- 対面した相手の方が射程の長いブキだった場合に撃ち負ける確率が高くなる
- 相手の構成にチャージャーがいた場合、撃ち抜かれる確率が高くなる
- 味方の構成が把握できていないと、チームの中で自分のブキの射程が短いのか長いのか判断できず、立ち回りがブレる
一方で味方と相手のブキ構成を初動の移動中に確認しておくことで、以下のようなメリットが生まれます。
- 相手と自分の射程差を把握でき、出合頭に事故る確率が低くなる
- 味方が短射程で相手にチャージャー種がいた場合、スペシャルウェポンを貯めて対抗する等、立ち回りを考慮できる
- 味方のブキ構成の中で自分が短・中・長射程のどこに位置しているか把握できるため、それに合わせて立ち回りを変えられる
いくらエイム力がある人でもブキの相性で実力差が埋まる場面が多く起きるというのがスプラトゥーンというゲームです。
ブキ構成という情報を得ることで、バトル毎の立ち回りが全く異なってくるので、意識的に見れていないという人はぜひ習慣的にブキ構成を確認する癖を身につけましょう。
2. 【バトル中】味方と相手の生存数と味方の位置を確認して有利状況を作る
ブキ構成と同様に画面上部では誰が生存していて、誰がデス状態なのか確認することができます。また、生存している味方の位置はマップ上で確認が可能です。
筆者は前項のブキ構成と同様に生存数や味方の位置に関してもあまり気にせず、自分が復帰したら最短で前線まで行って戦うということを繰り返していました。
味方の位置を確認するのはせいぜい自分がスーパージャンプで前線に飛ぶ時くらい・・
そんな考え無しの行動を続けていたことで、以下のようなデメリットに直面しました。
- 人数不利な状況に気付かないまま前線に行き、相手に囲まれて撃ち負ける
- 味方の位置を把握できていないことで、移動した先で位置が被り、ガチホコやガチアサリで相手に簡単に経路を空けてしまう
- チーム全体でラインを上げている時に自分1人だけが後ろで防衛して、味方の負担が増えてしまう
このように生存数や位置を把握していないことで、人数不利や戦犯につながるような立ち回りに繋がってしまう可能性が高くなります。
一方で生存数や位置をこまめに確認して情報を取り入れておくことで、以下のようなメリットがあります。
- 味方が数的不利の場合は復帰を待って、タイミングを合わせることで無駄死にを減らすことができる
- 味方の位置が把握できていることで、防衛の際にバランスの取れた位置取りができ、裏に抜けれられることを防げる。
- 味方の位置が把握できていることで、お互いのカバーに入りやすい状況を作ることができる。
生存数や位置の確認はブキ構成と同様に相手より有利に立ち回るためのとても重要な情報となるので、こまめに確認する癖を付けましょう。
3. 【バトル中】デスしない立ち回りを意識して、攻守の起点を作る
スプラトゥーンというゲームにおいて相手をキルした時というのは、プレイをしていて一二を争うほど楽しい瞬間だと思います。
筆者もその1人で、前作まではキルという行為がこのゲームの醍醐味だと思って、相手を倒すことばかり考えながら立ち回っていました。
ですが、自分のキルばかりを考えて前線で立ち回っていると、その動きに味方が合わせなければいけなかったり、どこかで数的不利な状況が作られていたりして勝率が上がらないという状況が起こっていました。
当時は「こんなにキルを取っているのに勝てないのは味方のせいだ」と思っていましたが、実際には自分自身が好き勝手な立ち回りをしてチームのバランスを崩す戦犯になっていたのだと気付きました。
そこで今作ではキルを取ることより、「デスしない」ことを意識した立ち回りにシフトしてみました。
デスしない立ち回りを意識してみると今まで出来ていなかった行動ができるようになりました。
- 相手の位置を確認するための「索敵」
- 味方が倒されてしまった時の復帰までの時間稼ぎ
- 味方のキルが取りやすい状況を作るためのカバーの動き
デスしないで立ち回る→生存時間が伸びてキルできる頻度が上がる→終わってみれば自分が一番キルを取りつつ、勝利に貢献できたということもよくあります。
もちろんデスしないといっても後ろの方でバトルに関与せず、生き残っているだけでは戦犯になりかねませんのである程度のラインで立ち回る必要があります。
どうしてもキルを狙って、不必要なまでに前線に出てしまう癖のある人はぜひ一度「デスしない」立ち回りを意識してプレイしてみましょう。
4. 【バトル中】ルール関与意識で、勝率を上げる
チームで一番キルを取っているのにバトルには負けてしまう。裏取りを成功させたのに戦況が変わらない。
その原因の1つにルールに関与していない場面でのキルや立ち回りを続けているという可能性があります。
ルールに関与するというのはガチエリアであれば「塗る」、ガチヤグラなら「乗る」、ガチホコなら「運ぶ」、ガチアサリなら「集める・入れる」です。
ルールに関係のないところでのキルや裏取りは悪く言ってしまえば、自己満足。場合によっては、そのルールと無関係の行動が原因で負けに繋がってしまっている可能性もあります。
一例ですが、以下のような経験がある人はルールに関与できていない動きを取っている可能性があるので気を付けましょう。
- 長い距離を裏取りして、相手を倒した頃にはカウントリードされている
- 相手がスーパージャンプで移動しているのに、相手陣地でリスキル目的で潜伏している
5. 【バトル以外】エイム練習でエイム力を鍛えよう
エイムとは英語で「狙いをつける、狙う」という意味でブキの照準を相手に合わせる能力です。この能力が高いと、いざ撃ち合いになった時に相手より速くインクを当てることができます。
しかし筆者はFPSやTPSのゲームに慣れていなかったため、エイムを合わせるという動作が絶望的に下手くそでした。
そこでエイム力向上のためにおこなったのが、試射場のバルーンでのエイム練習です。練習と聞くと、「めんどくさい」「地味」のようなマイナス意見が出てきそうですが、大丈夫です。
筆者自身はスプラトゥーンを起動した最初の5分間、それすらもめんどくさい日はバトルのマッチング中での待ち時間のみエイム練習をおこないます。
時間にすれば5分~長くても10分くらいの時間ですが、実際のバトルで相手と対面した際に意識的にエイムを合わせることができるようになりました。
対面での撃ち合いで負けてしまうことが多いという方は、ぜひ試し撃ちでエイム力を鍛えてみることをオススメします。
筆者はエイム練習の方法を以下のねっぴーさんの動画を参考にしました。
ねっぴーさんはREVIZE所属のプロゲーマーで主にシューター使いの方です。筆者はこの動画で紹介されているエイム練習方法を毎日繰り返しおこなっています。
6. 【バトル以外】配信者の動画から立ち回りやニッチな情報を得る
スプラトゥーンはたくさんのプロゲーマーや配信者がYouTubeやOPENRECといった配信サービスで動画配信をおこなっています。
元々筆者もYouTubeは視聴していて、スプラトゥーンの動画も初代の頃からよく見ていました。
ただ当時は娯楽として配信を楽しんで視聴していましたが、最近は楽しみつつなるべく自分が使用しているブキを使っている配信者の動画を視聴しています。
そこで特に意識して観ているのは配信者たちの立ち回りと考え方です。華麗なプレイやエイム力は早々真似できませんが、立ち回りや考え方はスキルがなくてもある程度真似ができます。筆者オススメの視聴ポイントは以下の4つです。
- 勝っている時の立ち回り
- 負けている時の立ち回り
- 自分の知らない情報(ブキの特徴やルール)
- 負けたり、デスした時の配信者自身の考察
特にプロゲーマーはスプラトゥーンで稼いでいる人たちです。遊びでやっている筆者のようなプレイヤーよりも何倍もスプラトゥーンのことを考え、知識を取り込んでいます。
そんな人からの発信には、今まで知らなかった情報がたくさん含まれているので、ぜひ動画視聴する際には情報収集も兼ねて、楽しんで観てみてはいかがでしょうか。
7. 【バトル以外】スケジュールを確認して、得意なルールで勝ち癖を付ける
現環境のバンカラマッチでは4つのルールが存在して、2時間ごとのスケジュールが決まっています。
どのルールでも安定して勝利することができ、ウデマエを上げることができることが理想ですが、人それぞれに得意不得意があるのも事実です。
筆者自身もガチエリアは苦手でガチホコが一番得意です。そのためガチエリアばかりに潜っていると負けが重なり、負け癖が付いたように何をしても勝てないという状況に陥ることもしばしば。
そんな時はスケジュールを確認して、意識的に自分の得意なガチホコがおこなわれている時間帯にプレイするようにしています。
得意・好きなルールでプレイする時は、過去の良いイメージがある状態で遊べるので自然に勝率が上がることが多いです。そこである程度勝てるイメージを作ってから再度他のルールに潜るように調整しています。
もし負けが重なる状況に陥ってしまった時は、あえて得意なルールが開催されている時間帯にプレイしてみることをオススメします。
スケジュールはゲーム内やイカリング3というアプリでいつでも確認することができます。
8. 【バトル以外】ナワバリバトル・サーモンランで適度なリラックス状態を作る
バンカラマッチはウデマエをかけた本気のぶつかり合いです。最初の内は楽しみながらプレイできていても、負けてしまったり、ギリギリの戦いをしたりしていると精神がすり減っていくこともあります。
気持ち的にもだんだんと熱くなっていき、負けた時のストレスは計り知れないものだったりします。
せっかくゲームをしているのに、なんでこんなにイライラした気持ちでゲームを終えているんだという経験も数回ではありません。
前作までの筆者も、負けてもガチマッチをやり続け、さらに負け、イライラが募り、最終的にコントローラーを投げつけるという負の連鎖に陥っていました。
しかし今作では少しストレスを感じるようなバトルの後は、意識的にバンカラマッチをやめ、ナワバリバトルやサーモンランに潜るようにしています。
もちろんゲーム自体を一回止めて他のことをしてもいいと思います。要は勝敗に固執している状態を解放してあげることで、気持ちをリセットできます。
「ゲーム=楽しむもの」と思っているので、
楽しめていないなと思った時点で
ナワバリバトルやサーモンランをプレイするようにしています。
もちろん気持ちを切り替えたからと言ってすぐに勝てるわけではありませんが、頭に血が上っている状態を冷ましてあげることで、案外立ち回りやエイムに良い影響があったりします。
スプラトゥーンをプレイしていてイライラする・ストレスが溜まるという方は、ぜひ適度なリラックスで熱くなった気持ちをリセットしましょう。
9. 【ゲーム環境】プロコンはキャラコンを上げる近道
ここからはスプラトゥーンをプレイするための環境について、筆者がおこなったことを解説します。
スプラトゥーンでエイム力はバトルに勝つ上で非常に重要なスキルですが、それと同じくらい重要なスキルとして「キャラクター・コントロール」略してキャラコンがあります。
スプラトゥーンでのキャラコンは、人の姿で移動したり、イカ(タコ)の姿でインクの中を進んだり、壁を登ったり、イカロールやイカノボリを使った実際にキャラクターを動かす動作を指します。
そんな基本的な操作をよりおこないやすく補助してくれるのがNintendo Switch Pro コントローラー、通称プロコンです。
プロコンは商品の謳い文句にもある通り、「長時間でも快適にプレイできるグリップ型のコントローラー」です。
コントローラーくらいでそんなに操作性が変わるの?と思う人もいるかもしれませんが、筆者自身はスプラトゥーン2を購入して間も無くプロコンを購入して実際に以下のようなメリットを感じました。
- 画面酔いすることが無くなった
- Joy-ConがJoy-Conグリップからずれるストレスから解放された
- 厚さ・丸みがあり、手へのフィット感が段違いに良かった
中でも画面酔いについてはスプラトゥーン2を始めた初期からずっと悩んでいて、ゲームはしたいけど酔って10分もプレイできないことが続いていました。
それがコントローラーをプロコンに変えただけで、それまでが嘘だったかのように画面酔いが無くなって数時間でも問題なくプレイできるようになりました。
また、手へのフィット感がJoy-Conと比べてかなり良いため、ジャイロ操作も安定し、特に上下のブレが軽減されました。(手の大きさなど個人差はありそうですが)
キャラコンは多くの時間プレイすることで上達していくスキルではありますが、補助的な意味でプロコンを採用するのは快適にプレイする上でもオススメです。
10. 【ゲーム環境】イヤホン・ヘッドホンで「音」の情報を有効活用する
スプラトゥーンにおいて「音」は非常に重要で自身の立ち回りに大きく影響する情報です。
というよりスプラトゥーンだけでなく、FPSやTPSという括りのゲームにおいてはいかに音から多くの情報を得られるかで相手より有利にバトルを進めることができます。
筆者も元々はテレビやモニターから出力される音でスプラトゥーンをプレイしていましたが、夜中にプレイすることも多く、家族に迷惑がかかるという理由からイヤホンをつけ始めました。
始めははスマホを購入した際に付いてくるようなイヤホンでプレイするようになりましたが、そんな安価なイヤホンでさえ、あるのとないのとでは雲泥の差を感じました。
- 左右どちらに相手がいるのか音の大小でわかる
- 潜伏移動のかすかな音が拾える
- 音の大小で相手との距離感がわかる
- 今まで気付かなかったサウンドや効果音に気付ける
4つ目はゲームを楽しむためのちょっとした情報ですが、残りの3つに関しては音を拾えることで相手のいる位置の把握や潜伏に対する警戒に役立てることができます。
実際に対面する前に事前に把握できている状態というのは、いざ撃ち合いとなった時に数秒の優位性を生むことにも繋がります。
ぜひ視覚からだけではなく、聴覚も駆使できる環境で相手より有利な状況を作ってみることをオススメします。
今とっている行動を少し見直すことで、勝率は徐々に上げることができる
今回は前作までS+に上がることができなかった筆者が、スプラトゥーン3でS+に上がるためにやったこと10選について解説しました。
スプラトゥーン歴の長いプレイヤーであれば当たり前の内容かもしれませんが、筆者自身がそうだったように普段あまり意識していなかったような内容もあるのではないでしょうか。
この記事で解説したことを実践すれば確実にS+に上がれることを保証するものではありませんが、今より確実にS+に近づくことができます。
S+になかなか上がれない、なぜ勝てないのかわからないという人は、ぜひ10選からまだ実践していないものを見つけて試してみてください。
そしてS+に上がった際には、マッチングできることを楽しみにしています。それではイカよろしく。